傷病猫と46頭多頭飼育崩壊と乳飲み仔と

日付: カテゴリ:活動記録
行政機関に収容された猫たちのうち
傷病猫を引き受けてくれるのは、なかなか難しいそうで。
そうした仔たちも可能な限り、またたび家では受け入れ保護しています。
※埼玉県ではまだ殺処分が行われています

医療費は健常な仔の初期医療とは、比較にならない程にかかりますし。。
里親さんとのご縁探しをする前に心身ともに元気になるまでに
時間を要することも多いです。

そして当然ながら、傷病猫のケアやお世話は毎日続いていきます。
他にも大勢保護猫たちがいるなかで。

それでも助けたいのです!
どの仔も代わりのないかけがえのない命だから!!

そんな傷病猫たちが元気になっていく奇跡をたくさん見てきました。
中には、素晴らしい里親さまとご縁を結ぶことができた仔たちもいます。

諦めたらそれまで!
悔やんでも詫びても取り返しがつきません!
出来ない理由を探すのではなく、『できる方法』をみつけたい!

それが守りたい命に対してであれば、尚更ではないでしょうか。

私の周りには不遇な命をなんとかしたいと強く思う人たちがいます。
時間をやりくりしながら愚痴を言わず動いてくれる人たちばかりです。
またたび家のボランティアさんたち
いつも本当にありがとうございますm(_ _)m

ここ最近も様々な理由で
センターに収容された猫たちの引き取りがありました。
前回ご紹介しました「はにゅうこ」

①傷病猫 仮名「はにゅうこ」♀
耳には愛されマークの「さくらカット」。
「さくらねこ」でした。
地域でお世話されていたのではないかな。と思います。

引き取り後その足ですぐに病院へ。

残念ながら
入院先の病院で息を引き取りました。
外傷などもありましたが
それよりも貧血が酷く間に合いませんでした。

助けたくて幸せにしたくて迎えに行き
はにゅうこにも約束をしたのに
力及ばずとても悔しいです。

はにゅうこの頑張りをわすれない。


お世話になっています霊園で供養していただきました。

はにゅうこをお世話されていた方やもしかしたら飼い主さまもいたかもしれません。
そう思わせるほどに人にとても馴れていました。

なので個別火葬にしまして、もしお世話していた方や飼い主さまが見つかったら「はにゅうこ」を大好きな人のところに戻してあげられたらと思ってます。

(目の腫れは治療後数日で引いてきていました)

可能性は低くても何かをきっかけに
はにゅうこが大好きだった人と
再会できたらと思い
ここに「はにゅうこ」の情報を載せておきます。

はにゅうこがずっと見ていたであろう人のもとへ
帰ることができたら…。

~~ 動物愛護センター ~~~~
【管理番号】2024-3-002
【収容日】2024年3月25日
【收容期限(返還手続きの期間)】2024年3月28日
【収容場所】羽生市南羽生
【動物種別】猫
【大きさ】大
【種類】雜種
【性別】メス
【推定年齢】5才程度
【毛色】サビ
【毛の長さ】長毛
【首輪】無
【備考】頭部外傷。衰弱。
【その他】マイクロチップの装着なし。
     負傷動物の為掲載はありません。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


②傷病猫 仮名「ふかや」♂

左眼は角膜潰瘍で点眼をしています。

てんかん持ちのようで
収容中も発作が起きていたようです。

センターから引取り後ふかやを助手席に乗せて
高速道路を走行中にもキャリーがガタガタと揺れ
発作を起こしてしまいました。
急いで病院へ。


抗てんかん薬を飲ませることになり
翌日からピタリと止まりました。
薬が効いてくれてよかった…
と安堵したのも束の間。

外で食べ物もない中
ようやく見つけたゴミを漁って、その日その日を凌いでいたのか
びっくりする程のビニール?布?や
お惣菜などの容器と思われるプラスチックが吐瀉物の中から出てきたのです。
(飼い猫の脱走などの迷い猫は、食べる物がない為、このような事があります。またたび家ではこのような悲しい事が起きないように里親様に脱走防止対策をして頂いております。)

齧った跡も見受けられこれだけ飲み込んでいると
まだ身体の中に残っているかもしれないので
ふかやを連れて再度受診です。

飢えも渇きもなく発作もおさまって
穏やかにこれからを過ごせるよう大切にしたいです。

③乳飲み仔4頭
目が開いていて体重は200g台。
目がシパシパしている仔もいるので点眼。
ミルクはよく飲んでくれます。

センター収容の乳飲み仔たち。
行政機関からの乳飲み仔の引き取りは
今年初めてになります。
ミルクボランティアYさんのもとへ移動します。
いつも乳母を担ってくれる頼もしくありがたい
ミルクボランティアさんの存在にも感謝です。

来月からはどうなってしまうのか。
未不妊の女の仔は
もうほぼ妊娠や出産をしています。

④46頭多頭飼育崩壊(埼玉県内)
飼い主による所有権放棄で
今日から順次、センターに収容されることになる仔たちの殺処分回避のため
複数の団体で引き取り受け入れ先もあるようです。

飼い主のもとに残る仔たちは、全頭不妊去勢手術をして帰ります。

今日は20頭の女の仔たちが収容され、またたび家でも5頭お引き受けしました。
センターで振り分けてあるそうで全頭名前も付いているんだそうです…。
長く呼ばれていたのなら猫たちが戸惑わないようにその名前を継承したいと思います。

来週には同族の残りの仔たちが収容されます。
こちらは全頭が男の仔だそうです。
男の仔たちの行き先が
まだ決まっていない仔たちも半数以上いるそうで
再度受け入れもできるように
少しでも協力をして命を繋いでいきたいと思います。

それには猫たちを医療にかけ養っていくための
物資や費用も必要不可欠で、場所も。。。
気持ちだけではどうにもなりません。

またたび家では「預かりボランティア」制度がありまして
「預かれるよ」という方がおられましたら、是非ご応募をお願いいたします。
一頭でも助かります。

不妊去勢手術を済ませて、メディカルチェックをしてお届けします。
ウイルス検査はセンターで実施済みで今日収容の女の仔たちは皆陰性のようです。

もし、預かりができる方がいましたら下記のフォームよりお願いします。
(預かりボランティアの方にも脱走防止対策を実施して頂いております。詳細は実際にお会いしました時にご説明させて頂きます。)
https://form1.fc2.com/form/?id=865498


※2024年4月10日の記事を転載しています

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猫だすけボランティア大募集!
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★またたび家ブログ、Instagram、Twitterから抜粋して転載しております。★
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またたび家
保護活動者プロフィール

保護猫シェルターまたたび家(またたびけ)と申します。
悲境な猫たちの多さに。大好きな猫たちのために。
もっとお仕えしたいと思い、猫たちのためのハウス(保護猫シェルター)をつくりました。

保護された猫が、またたび家での共同生活を送る中で、美味しい!嬉しい!楽しい!を感じられるように、シェルターボランティアさんを中心に時間のやりくりをして愛情を持ってお世話をしています。

皆、とても可愛くて愛おしい自慢の猫ですが、傷病猫やハンデのある猫も少なくありません。

すべての保護猫には幸せな家猫となって、終の棲家となる温かな家庭と家族を持ってもらうべく、毎週日曜日の午後にまたたび家を公開して、いつも過ごしている場所で、入室猫たちに会っていただける場を設けたり(お見合い)、また、定期的に里親譲渡会へ参加しています。

猫も里親さんもハッピーな縁結びを心掛けています。
そして、それが私たちの元気の源、活動の原動力となっています!

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